姉に促された事もあり、やはり、これはおかしいとの思いもあったので、
近くの評判のいいレントゲンのある開業医のところに母を連れていきました。

父が付き添いで、ついて行き、帰宅後、結果を聞いたのですが、
何か、肝臓に白い影があるということでした。

肝臓に白い筋のような影が写っているがここのレントゲンでは、調べきれないので
紹介状を書くから、明日、近くの市民病院に行ってくださいとのことでした。

それを聞いても、たまたま何かが写ったんだろう、母の身体は異常ないはずだと思っていました。

そして次の日、市民病院に私と父が付き添いMRI検査をして、消化器外科の先生から結果が告げられました。
目付きの悪い、若い医者は、あー虫歯だねぇというぐらいドライに母の病名を告げました。

癌だね!肝臓にガンがある!今日、すぐに入院だから、詳しいことは後で担当の先生に聞いて、
と顔色一つ変えず淡々とため口で告げました。

普通の状態だったら、ふざけんなこの野郎と思うところですが、
ボーッとした思考状態で思ったのが最悪な事が起きてしまったと思いました。

すぐに入院手続きなどをし、その後、担当医師と助手?のような人に母と三人で呼ばれ説明を受けました。
肝臓にガンがありそのガンが浸潤して胆管までいってしまい、胆汁の流れを止めてしまっているので、
黄疸が起きてしまっている。そのせいで皮膚の痒みをおこしているとの事でした。

黄疸!?詳しくはないが聞いたことがある、黄疸が出たらダメとか何とか、
とにかく、そんな簡単な症状ではない事であるのは確かでした。

しかも、二本ある胆管がふさがってしまうと胆汁が詰まってしまい死に至ることもあるという恐ろしい症状。

それだけでも、もう思考停止状態で頭がパニックなのに、医者はさらに続けます。
手術しても五年生存率は極めて低いとか何とか、パニック状態に一気に色々言われたので、途切れ途切れでしか覚えていません。

とにかく、この日、自分は母の余命宣告をうけるという、地獄に一気に叩き込まれました…。