結局、前の病院で言われた、大学病院は慎重になるから、手術はしないかもしれないよと、
担当医師に言われた言葉がそのとうりになってしまいました。

でも、これだけ手術の症例数のある病院が難しいと言うのだから、本当に難しいんだろう。
そう思って諦めるしかありませんでした。

でも、完全に気持ちは、どん底という状態でもありませんでした、
なぜなら、いろんな本やサイトで民間療法や食生活の見直しで癌を治した方がいたからです。

よく、癌は生活習慣病だという人もいます、それならば、生活習慣を見直せば何とかなるのでは、
お酒はもちろん、砂糖も癌にとっては有害、ガンの成長を早めてしまうとありました。

繰り返し申しますが、こういった情報は古い場合も多いので本当か、エビデンスがあるのかもわかりません。

こうして、また、病院通いの毎日が始まりました、季節も完全に夏になり、暑くて辛かったですが、
母が、待っていると思うと気力が湧いてきます。

母と会い、体力、筋力があまり落ちてはよくないと思い、毎日病院内の階段や廊下を、
一緒に散歩しました。

相変わらず、階段の上り下りや廊下を歩く時に私のシャツの腰の部分を掴んで歩きます。
気恥ずかしさもありましたが、病気をして気弱になり子供のような母がとても、可愛かった。

なるべく、ネガティブな事は言わないようにしましたが、
母が時折、あ~あ、あんちゃんの子供を見れなかったなぁ、とそんな事を言うようになったので、何言ってるんだ、早く元気になって、そしたら孫を見せてあげるからな。

そんな風に、たまに悲観的になる母に対しては、必ず治るから、良くなるからと鼓舞し続けました。

うん、そうだね!あんちゃんの子供を見るまでは死ねないや、と母も乗ってくれました。

こんなやり取りを何度もしながら、絶対に母を死なせたくない、何としても助けたいと思いました、
私は、まだ全然、母に受けた愛情に対して、何も恩返しができてないから・・・

まだまだ、旅行に連れていきたい所はあるし、いっぱい美味しいものも食べさせたい。